1992年度読書会記録

1992年度 
回 開催日    本    著者    店      幹事

111 18/12/92 海の匂い 芝木好子 千葉敦子邸 千葉敦子
 幕引きと門出の儀式厳かに。現実という荒波の中で命燃やして生きる様々な人間絵巻うつくし。舞台をくださったデコ先輩御家族の暖かさも忘れがたし。

110 27/11/92 国境の白い山 辻 邦生  東長   松尾宣子
 ドラマよりドラマティックな生身の人生のCONFESSION。第3幕終。

109 17/10/92 20歳の原点 高野悦子  一膳バー和S   大神美紀子
 葉巻の煙の向こうに甦る20歳。煙が消えて見える現実とはあまりに違い・・・。

108 26/9/92 男たちへ 塩野七生   どん底   杉山隆一
 時が流れ、状況も移り行く中、変わらぬ集いを享受できるとは何と贅沢。

107 29/8/92 埋もれた日本 和辻哲郎   タイスマイル   末信みゆき
 恋愛はトランプ遊び。何枚引いたら気が済むのだろう。どこでストップをかければいいのだろう。

106 31/7/92 収容所(ラーゲリ)から来た遺書 辺見じゅん びんび亭  中島久代
 若き男性を新会員に加え、しおらしくなる女性がひとり。

105 27/6/92 墨東綺譚 永井荷風  梅の花   段上宮子
 都人来りて、苦楽分け合う愛妻の惚気話のたまふ。結婚観に明るい光射す。

104 29/5/92 クラシック音楽のすすめ 大野陽一郎  中庄   山中光義
 薮下先生を迎えての大学談義。・・・やっぱり女子大は不滅です。

103 18/4/92 坂の上の向日葵 山田太一   藤よし   渡邊稔子
 知令を迎えられた山中先生は穏やかで、一層大きく深く感じられた。

102 28/3/92 きのうから明日へ 森崎和江   江戸沢   松尾宣子
 錯覚と独占欲が生み出す結婚論。師日く 「しかし、その錯覚に賭けよ」

101 21/2/92 恋のうき世 永井路子   いろは   辻 和江
 朗報!デコ先輩の復帰に心踊る大騒ぎの夜。知性と安らぎ。

100 18-19/1/92 異人たちとの夏 山田太一  二日市温泉 扇屋  中島久代
 100冊、100回、交錯した人、感情、万感の思いを胸に、再会を楽しむ。

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