1996年度読書会記録

1996年度
回   開催日   本    著者    店    幹事
159 14/12/96 深い河  遠藤周作 鳥善  段上宮子
 毎年繰り返されるこの会話のなかで、どれ程の人生が語られたのだろう? 暮れていく1年を振り返り、来年こそは幸せであれと、また願う。

158 30/11/96 義務と演技 内館牧子   葡萄家   辻 和江
 愛は人類愛であり、また性愛である。 異性を感じなければ、愛とはいえないのかしら? 初雪にしてはあまりに冷たすぎる黒崎の街を夜行列車で後にする。

157 25/10/96 花櫓 皆川博子   よだれ三尺   末信みゆき
 確かに今、暗雲に覆われているかもしれないけれど、これはきっと晴れるもの。 ひとりひとりが自分の力で取り払うものと信じている。

156 28/9/96 南仏プロヴァンスの12か月 ピーター・メイル  ル・ガレ  山中光義
 田隈プロヴァンスに月下美人の咲き乱れて・・・。五感で堪能した夜でした。

155 31/8/96 17歳のポケット 山田かまち  八重尾・辻邸  八重尾俊之
 この夏の総括は、それぞれ線香花火の火の玉に込めて。 でも、言葉にしなければ解らない。

154 27/7/96 不信のとき 有吉佐和子   あと田   勝野真紀子
 2次会は春から独立したぷ-さん邸へ。みんな他人のことには無責任で、でも、おせっかいなメンバーです。

153 29/6/96 恋 小池真理子   与作   渡邊稔子
 キャナルシティのそばに、千八がRenewal Open!!「この付近に立たないで下さい」という貼紙が、街の華やかさの中で哀しい。

152 25/5/96 姉なる月(下)-アリューシャン黙示録第2部 スー・ハリスン/行方昭夫訳   難破船   末信みゆき
 本当は聴いてみたいことがあるのに・・・本題のまわりをぐるぐる空回り。

151 27/4/96 姉なる月(上)-アリューシャン黙示録第2部 スー・ハリスン/行方昭夫訳   古香庵   中島久代
 「紅梅を仰いで偲ぶ人の恋」やわらかな春のぬくもりの中で心に描くは、30年後に歌を詠む姿、または1年後の生きる姿。

150 30/3/96 陰翳礼讃 谷崎潤一郎   COCOJ   杉山隆一
 二人で生きていくことは難しい。それを承知の上で、敢えて二人で生きる道を選びたい。

149 24/2/96 ソフィーの世界 ヨースタイン・ゴルデル  鳥松   松尾宣子
 心が離れた理由は-夕陽に居眠り-。妻、母となっても女を演じ続けたい。切なる女心に、どんな人生を選んでも、幸せであって欲しいと祈って更ける夜でした。

148 20/1/96 女であること 川端康成   勝野真紀子邸   勝野真紀子
 結婚して変わったこと「寝るが寝るまで一緒」要は“気持ち”というけれど、“技術”を身につけるには本やビデオも必要かも!?

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