1986年度読書会記録

1986年度
回  開催日    本      著者      店      幹事

39  15/12/86  にせドンファン  吉行淳之介   時雨茶屋   南 尚子
 好青年、原さんの登場。今更ながらに男女の心のもつれをみる。

38  29-30/11/86  夜ごとの揺り籠、舟、あるいは戦場  森 瑤子     湯布院温泉 杉山隆一
 ハイキングとロッククライミング。温泉と由布岳と快晴に感謝。

37  31/10/86  洒落た関係  青木雨彦   千代の海    山中光義
 4年目を迎えて、Mr.杉山の勢力地図は拡大の一路をたどる。

36  26/9/86  城の崎にて  志賀直哉   いろはにほへと   田中由香里
 「絶対的なもの」について、険悪なシーンあり。

35  29/8/86  人間失格  太宰 治    ひぐち    加瀬隆久
 久々に夜明けの空を仰いでの帰宅。一旦患うと治りにくい病である。

34  25/7/86  魚河岸物語  森田誠吾    どん底    吉積博子
 世に卑怯と義憤というものあり。スポーツの世界もしかり。

33  27/6/86  個人的な体験  大江健三郎   香津    中島久代
 ついに理子も結婚。結婚をめぐる話題のなかで、皆は何を考える。

32  30/5/86  春の鐘  立原正秋    松香堂    南 尚子
 酒井さんと仏像との関わりは何か。「春の鐘」をめぐって、男性の身勝手さに非難轟々。

31  26/4/86  からゆきさん  森崎和江    万潮    山中光義
 会の直前に見た映画「家宅の人」に話題集中。

30  22/3/86   山棲みの記   小倉アイ子    のんべえ   杉山隆一
 ”それぞれの言葉二つ:
「人生をあるがままにいきることを発見した」(吉積)
「全ての人が心から可愛く、“よしよし”と言ってあげたくなる」(山中)”

29  28/2/86  知と愛  ヘルマン・ヘッセ   赤ちょうちん   田中由香里
 先月、青年の船に乗って太平洋へと漕ぎ出した吉積さんは、今いずこの空の下。

28  10/1/86  エベレストを越えて  植村直美   十徳や   吉積博子
美しさに磨きのかかったデコさんとの再会。彼女の持つふんわりとした暖かさは変わらず。