思い出のアルバム

還暦万歳 ・26/1/19 (424回):今回の男性を先陣に、以後続々と女性陣の還暦祝いが目白押しです!
美しい人生 (LA VITA E BELLA) ・24/7/28(346回):

注文カクテル→
マイクロトマトのオードブル(トマトソース寄席のピーマンは皮むき)→
超あっさりクリームパスタ→
ふわふわ真鯛スフレ→
プチ宮崎鶏オーブントースター攻め→
カボチャパイと2色キウイ→美しい人生
還暦万歳 ・26/1/19 (424回):今回の男性を先陣に、以後続々と女性陣の還暦祝いが目白押しです!
{gallery}age_of_60{/gallery}

 

美しい人生 (LA VITA E BELLA) ・24/7/28(346回):注文カクテル→マイクロトマトのオードブル(トマトソース寄席のピーマンは皮むき)→超あっさりクリームパスタ→ふわふわ真鯛スフレ→プチ宮崎鶏オーブントースター攻め→カボチャパイと2色キウイ→美しい人生

{gallery}la_vita_e_bella{/gallery}

 

フランス王家のワイングラス ・24/10/11(337回):iPadを頼りに、地下鉄室見駅から博多湾方向へ、小雨降る住宅街を歩いて15分。アンティークでいただく和食の極めつけは、100年前のフランス王家所有のワイングラスに注がれた紹興酒。

{gallery}wine_glass{/gallery}

Keys_男子クラス ・28/5/11(332回):キーズに新時代。素敵なカメラマンをゲストを迎え、男子クラスの初例会。ゲストのストイックな半生には感心するばかり。とてもためになる楽しい夜でした。

{gallery}no_ladies{/gallery}

Keys_20年記念 ・12-13/10/03(241回):(二日市温泉「玉泉館」)「データに見るKEYS20年の歩み--本は夏目漱石、幹事は山中先生。 記録はどこまで更新される?」

{gallery}futsukaichi_onsen{/gallery}

福知山登山 ・16-17/10/93(121回):「10年後のKEYSはどうなる? KEYSに抱くひとりひとりの思いは違えども20周年、30周年を目指す気持ちは同じ。」

{gallery}fukuchiyama{/gallery}

天拝山頂 ・18-19/1/92(100回):「100冊、100回、交錯した人、感情、万感の思いを胸に、再会を楽しむ。」


{gallery}tenpaizan{/gallery}

 

由布岳登山 ・29-30/11/86(38回):「ハイキングとロッククライミング。温泉と由布岳と快晴に感謝。」・16-17/3/91(90回):「石畳の坂の宿、輝く樹氷。杖を引くトッコちゃんの笑顔眩しい由布岳でした。」

{gallery}yufudake{/gallery}

みんな、みんな、ジキルとハイド

{gallery}jekyll_hyde{/gallery}

 
フランス王家のワイングラス ・24/10/11(337回):
iPadを頼りに、地下鉄室見駅から博多湾方向へ、小雨降る住宅街を歩いて15分。アンティークでいただく和食の極めつけは、100年前のフランス王家所有のワイングラスに注がれた紹興酒。
Keys_男子クラス ・28/5/11(332回):
キーズに新時代。素敵なカメラマンをゲストを迎え、男子クラスの初例会。
ゲストのストイックな半生には感心するばかり。とてもためになる楽しい夜でした。
Keys_20年記念 ・12-13/10/03(241回):
二日市温泉「玉泉館」
「データに見るKEYS20年の歩み--本は夏目漱石、幹事は山中先生。 記録はどこまで更新される?」
福知山登山 ・16-17/10/93(121回):
「10年後のKEYSはどうなる? KEYSに抱くひとりひとりの思いは違えども20周年、30周年を目指す気持ちは同じ。」
ijikura
天拝山頂 ・18-19/1/92(100回):
「100冊、100回、交錯した人、感情、万感の思いを胸に、再会を楽しむ。」
由布岳登山 ・29-30/11/86(38回):
「ハイキングとロッククライミング。温泉と由布岳と快晴に感謝。」
・16-17/3/91(90回):「石畳の坂の宿、輝く樹氷。杖を引くトッコちゃんの笑顔眩しい由布岳でした。」
みんな、みんな、ジキルとハイド

KEYS的世界の行方

                           金城博子   2012-09-09

1983年10月に第1回が開催され今日まで丸26年、すでに300回以上回開催されたKEYSに私はどれくらい参加できただろう。

故 杉山先生が幹事をされた第85回を最後に福岡を離れてレギュラーメンバーでなくなった。たまたま帰省した折に運よく出席できた会をいれても300回の3分 の1にも及ばないかもしれない。そんな幽霊会員ではあるけれどKEYSに対する思いは人一倍と持ち合わせているかもしれない。

生 まれ育った故郷を離れて新しい土地に移り暮らしている私のところにも折々の記念に届けられる「KEYSの歩み」。とても感謝して手にとっている。そしてそ こに記録された毎月の本のタイトルと幹事、開催の場所、そしてその回のコメントをひとつひとつゆっくり丁寧に読ませてもらっている。

本 との出会いはかけがいのないものである。自分の選択ではたどり着けなかったメッセージを本からもらうこともあった。思いのままに交歓するにふさわしい開催 の場はすでに見知らぬ処ばかりだけれど、KEYS好みの居心地のよい空間と美味しい酒菜の店だろう。縦横無尽に展開する会話を見事にまとめたコメントはそ の時の本に由来する場合もあるだろうし、そこにいる出席者の感情に大きく左右されることもあるだろうけれど、その行間に横たわる感傷にはうなづくことが多 い。

「KEYSの歩み」に書かれたひとつひとつの回が私の想像力を掻き立て、それは臨場感あふれる1章1章の短編小説のようなものだった。その制作を担ってくれた方々の労にあらためて感謝したい大切な宝物である。

こ れまでKEYSは、来るものは拒まず、去るものは追わずという精神のもと、しなやかに生き続けて来た。何事にもとらわれず、古いものをいとおしみ、新しい ものを喜んで受け入れた。そんなKEYSも時とともにそのあり方が変わりつつあるのは自然のながれなのだろう。優しく、時には厳しく、決して見捨てず、お 互いに関わり合いながら、そして同時に自分とも真摯に向き合わずにはいられなくなる、そんな「KEYS的世界」を大切にしてきたメンバーによるKEYSは これからどこへ進んでいくのか?

遠く離れていてもその行方をいつも一緒に考えたいひとりである。

2019年度読書会記録

2019年度					
回/開催日/本/著者/店/幹事
435/28/12/19/愛の流刑地(上下)/渡辺淳一/目利きのたか志/中島久代

錦織圭が故郷の味と言う、深海魚のどぐろ。目利きのたか志の塩焼は絶品。のどぐろをつつきながら、3人それぞれ節目だった今年を語りました。
......................................					
434/23/11/19/海の見える理髪店/荻原 浩/新天玉吉/末信みゆき


....................................
433/ /10/19/キラキラ共和国/小川 糸	/勝野真紀子
休会
.....................................										
432/28/9/19/ツバキ文具店/小川 糸/和風ダイニング彪夢(コム)/千葉敦子

日本の劇的勝利の興奮冷めやらぬまま集まった女子4人、ラグビー談議に花を咲かせつつ、楽しいお酒をいただきました。
...................................					
431/31/8/19/国宝(上)/吉田修一/千葉敦子
休会
...................................					
430/28/7/19/サイレントブレス/看取りのカルテ/南杏子/恵の(南阿蘇)/渡邊稔子

"パワーを求めて、パワースポットを訪ねるには、パワー(体力)が必要という皮肉な現実。満天の星空には流れ星がひとつ。リタイアしたら、健康で旅を楽しめますようにと、次は願いを唱えよう。
 震災の爪痕の残る阿蘇の地で、ふたりの時間は、穏やかに流れていました。"
.....................................					
429/29/6/19/ここに地終わり海始まる(上)/宮本 輝/燈明(あかり)/関 

ギリギリ3人の会。広いお店に3人で、ゆったりまったり。マイヒストリーに話が及び、人生の摩訶不思議をお酒とともに飲み込んだ会でした。
....................................					
428/25/5/19/私とは何かー「個人」から「分人」へ/平野啓一郎/炭焼きスペイン料理 Aire(アイレ)/山中光義

スペイン料理とシェリー酒と、Sさんのイギリスとポルトガルの土産話で満腹。Google Mapの日本語表記で、外国での独り歩きに不自由無いとは驚きのご報告。
.....................................					
427/27/4/19/最後の恋 Men’s/伊坂幸太郎、他6人/蓮/中島久代

参加者が語った「私の平成」は、チャレンジし、切り開き、未知との出会いを求め、家族の心配は絶えず、もっと頑張れたかなと思いつつも、とっても濃密な、すなわち、幸なる時代でした。次なる令和には、平成の終わりに実感した自分の体を労わることと、物を整理することに、楽しい模索が始まりそうです。
......................................					
426/30/3/19/でっちあげ/福田ますみ/かざぐるま/中竹尚子

"思いもかけない山道での満開の桜との出会い。犬の散歩という日常の中で、地域にある貴重な遺跡に気付き、人はそこから古代に遡って様々なロマンを想像する。楽しみは日常の中にこそあり、それを気付かせてくれるのは、自分自身の想像力とそれを語れる仲間の存在が大きいのかもしれません。"	
....................................				
425/23/2/19/最後の恋―つまり、自分史上最高の恋/阿川佐和子、他/寅寅寅/勝野真紀子

"2:3の絶妙な男女比で繰り広げられた「最後の恋」論。ときめくことを久しく忘れていたことを再認識させられた我々であったが、過ぎし日の思い出となると、どれも驚くほど鮮やかに思い出されるのは何故だろう。心のひだに深く深く刻まれた最高の恋とは?
 ざわざわと思わぬ方向へ感情が動き出すあの瞬間、幸福感やもどかしさでいっぱいになる日々、、、、想像の翼だけは自由に大きく広げておきたいものです。"
.....................................					
424/26/1/19/コンビニ人間/村田沙耶香/梅の花天神店/末信みゆき
					

2020年度読書会記録

2020年度

回/開催日/本/著者/店/幹事

447/27/12/20/『鹿の王 (上)―生き残った者―』/上橋菜穂子/zoomミーティング	金城博子

 オンライン会で福岡、阿蘇そして東京とでつながることができたのもコロナ禍ゆえのこと。師走なので参加者それぞれの一年を振り返る、コロナでできたこと、或いはできなかったことと。それぞれが「よく生き残った」と乾杯する。
.................................
446/29/11/20 /ペスト/ダニエル・デフォー 著/平井正穂訳/オンラインKeysハイ・ティー/中島久代

Keys始まって以来初の試み、日曜日の午後、リモートのハイ・ティー形式には5人が参加。話題は、そう遠くない、メンバー全員が元気で自由を謳歌する第二の人生での、Keysの旅に集中しました。お酒があってもなくても全く変わらぬ賑やかさ、皆が元気でした。
................................
445/24/10/20/青くて痛くて脆い/住野よる/鮨水魚/渡邊稔子

「人に不用意に近づきすぎないこと」そんな文で始まるこの本を選び、コロナ禍のなか、keysを対面で決行。同じ空間で顔を合わせ、同じものを食し、本とお酒について語り合う、久しぶりの心踊る夜でした。リモートもよし、時には休会もあり、keysは変化し続けていくでしょう。
..................................
444/ /9/20/水神(上)/帚木蓬生/中竹尚子

本の紹介のみのkeysは初めてかしら? 読書会を続けるにはこの形も悪くはない。ただ、集まらないと決めると皆さんに会いたい、話をしたい気持ちの方が募ります。今は、未体験の感染症と向き合い、しなやかに読書会として続けることを大事にしたいものです。
..................................
443/29/8/20/本日は、お日柄もよく/原田マハ/オンラインKEYS/末信みゆき

 福岡、東京、熊本を結んでのオンライン会。久々の再会で大いに盛り上がる。繋がれるうれしさ、楽しさ。やはり創設メンバーは強力だ(笑)。keysにはいろんな形があっていい。コロナ禍が終わっても時々やりましょう!
..................................
442/23/7/20/キネマの神様/原田マハ/末信みゆき
コロナ休会
..................................
441/27/6/20/線は、僕を描く/砥上裕将/梅の花 天神店/千葉敦子

新型コロナウィルスの目に見えない脅威を心配しつつ、4名が集まりました。仕方がないことと分かってはいるものの、あれもこれも中止、中止で残念な思いばかりの今日この頃。いつになったら、心おきなく集まったり、劇場に足を運んだりできるのか。願う気持ちは一つなれど・・・今は辛抱!!
..................................
440/23/5/20/罪の声/塩田武士/オンラインKEYS/千葉敦子

新型コロナウィルスの影響で集まれず、初めてのオンラインKeysとなりました。8人のメンバーそれぞれが思い思いのお酒とおつまみを用意して、普段着の様子が垣間見える、想像以上に楽しい飲み会でした。新しい形で集まれる喜びと、それでもやはり直接会って語り合える日が早く来てほしいという願いとを感じる一時となりました。
................................
439/25/4/20/心の傷を癒すということ/安克昌/千葉敦子
コロナ休会
...................................
438/28/3/20/レインツリーの国/有川 浩/酒と飯トキシラズ/勝野真紀子

クラスター、オーバーシュート、ロックダウン…と聞き慣れない言葉が日常に飛び交う世の中の何と不安で恐ろしいことか。「当たり前」と信じてきた日常が実は非日常とこんなにも隣り合わせだったと思い知る。そんな中開催したKeysでしたが、10年振りの再登場Tさんを交え大いに楽しい夜でした。当たり前に季節を感じたり、当たり前に人と同じ時を共有したり、そんなささやかな楽しみすらままならぬ鬱々とした日々が一日も早く収束することを祈るばかりです。
..........................................
437/29/2/20/夏物語/川上未映子/渡邊稔子
新型コロナウィルス拡大のことから、急遽休会を決定。
.........................................
436/25/1/20/のぼうの城(上)和田 竜/目利きのたか志/山中光義
 でくのぼう→のぼう/Don't sleep through life!(「ぼーと生きてんじゃねえよ!」チコちゃんの名言英訳)→ 'Sleep through life!'(幹事の今年の抱負) いずれ劣らぬ名言、名訳。

2021年度読書会記録

2021年度

回/開催日/本/著者/店/幹事
........................................
459/ /12/21/月夜の森の梟/小池真理子/コロナ禍休会/勝野真紀子

"伴侶を亡くした深い悲しみのあまり小池真理子さんが死んでしまうのではないかと…。長い年月を共に過ごし、ささやかなことから大イベントまで、たくさんの思い出に満ちあふれていて、夫婦とはこういうものなんだろうな、と想像してみることができました。(T.W) 深い喪失の思いを一緒に感じているような不思議な感覚で読んでいました。散文でありながら詩のようでした。突き刺さる言葉も、「老年期の落ち着きはたぶんほとんどの場合、見せかけのものに過ぎず、たいていの人は心の中で思春期だった時と変わらぬ、どうにもしがたい感受性と日々闘って生きている」そうかもしれません。私たち夫婦の行く末も思い描きながら読みました。(N. N) 先代犬を亡くした時と完全に重ねました。日常生活でふとしたはずみで涙をこぼさなくなるまで3年、病気に早く気付けなかった後悔で自分を責めなくなるまで7年、長い長い時間がかかりました。小池真理子氏の心が癒えるのはまだまだ先だろうと彼女のこれからを思いやった次第です。ですが彼女はすでに自分を律する手段を持っていると思いました。各エッセイの結びでは周囲の自然の営みに目を向け、人もその自然の一隅にあることを自ら語っていると思いました。(H.N) 「悲しい」とか「辛い」という言葉を使わずに喪失感を表現するというのはこういうことか……と、しみじみ読みながら何度も鼻の奥がジンと熱くなりました。愛し愛された日々の記憶、慟哭にも似た真っ直ぐな感情、計り知れない彼女の悲しみの叫びが綴られた各章を読み終える時、決して後戻りしない季節の移ろいが描かれており、それがまた不思議なほどの余韻をもたらしてくれました。(M.K)"
........................................
458/27/11/21/起き姫 口入れ屋の女/杉本章子/蓮/中島久代

1. 起き上がり小法師がモチーフで、何があっても起きあがろうとする気概、自分らしく誇りを持つこと、それが生きるということなのだと。(N. N.)
2. 江戸の暮らし、なりわい、言葉が人情豊に描かれ、口入れ屋に関わるすべての人がつながってハッピーエンド。季節の移ろいが今よりもっと肌身に近く、男女や生き死にが今よりおおらかだったように感じます。(H.K.)
3. 起き姫口入れ屋の女、とてもいい本でした、他の作品も読みたくなりました。(Y.S.)
4. 「浮き名もうけ」という粋な言葉を覚えました。(M.Y.)
..........................................					
457/ /10/21/紫式部ひとり語り/山本淳子/コロナ禍休会/金城博子

 「「世」、「身」、「心」をめぐるフィクションとしての物語にこそ、時代を越えたリアリティがあるという『源氏物語』の作者の自信は流石であるし、優れた文学論になっていることに感銘を受けました。と同時に、『紫式部日記』などを通しての率直な肉声にも感心しました。」( MY)
 「源氏物語を通した紫式部だけでなく、当時の歴史的な背景が丁寧に描かれており、一条天皇や中宮彰子、藤原道長なども含めて、生活の匂いのする身近な存在に感じることができました。一条天皇をめぐる女性たちの才気溢れる顔ぶれに、圧倒されますね。」(NN)
 「これが『源氏物語』の作者紫式部の「打ち明け話」(著者曰く)だとすると、雅なだけではない平安の女たちのリアリティと、彼女たちが現代人より心が自由なのは生きるためであったと感じました。」(KH)
...........................................
456/ /9/21/モモ/ミヒャエル・エンデ/大島かおり訳/コロナ禍休会/中竹尚子

「生きるということ」この思い題材を、児童小説の抽象化された世界で描き、はっきり答えが用意されていないので、何度読んでも、心のどこかで気になってしまいます。それぞれの体験も様々なので、読んで得られるものもそれぞれだと思います。モモは人の話をよく聞いてくれます。感じてくれます。大事ですね😊
...........................................					
455/ /8/21/おひとりさまの老後/上野千鶴子/コロナ禍休会/中島久代

 (N.Nさんの読後感):還暦を迎え、自分の老後を考え始めた私は、本書では第二章、第三章あたりを漠然と考えている程度ですが、いずれは一人という思いは、なぜか若い頃からありました。子どもを育てていても、現代社会は仕事で住むところが決められるので、同居は無理です。上野千鶴子さんは14年前にこの本を出版しているので、五十代であれだけの老後の知識と知恵を持って紹介しているのですかね。びっくりです。介護の章はちょっとショックでした。親の介護は経験していても、自分がそのような状況になることを考えたくない。拒否する自分がいるのに気付かされました。まだまだこれからいろんな覚悟が必要になるのでしょう。今後の自分を考える第一歩の貴重な本になりました。
 (H.Nさんの読後感):子どもがいない私は、早くから「いつかは一人」を覚悟しているつもりでしたが、介護される身になるところまでは、親たちの経験を経ても、実感が伴っていませんでした。体力と気力の低下を実感している今、「介護は遠からず、現実的になれ」と目が覚めた気持ちでした。
............................................				
454/31/7/21/華氏451度〔新訳版〕/レイ・ブラッドベリ (著), 伊藤典夫 (翻訳)/蓮(ランチKeys)/山中光義

(M.Kさんの読後感):「最初の語り口から近未来的なSF小説なんだろう、と思いつつ読み進めていったのですが、そこに描かれていた世界は我々が生きる現実世界かと見まがうほど!!!朝から晩までさまざまなSNSに囲われ、メディアから流れてくる膨大な情報にどっぷり漬かり、受け売りの情報の波の中で真実とは何かを自ら考え問い続けることをしなくなった現代人の姿が恐ろしいほどぴったりと重なってきます。あらゆることがスピードを求められ、効率が重視される社会、多様性を謳いながらどこかしら窮屈になっていく世界。。。「本を焼き払う」という衝撃的な行為で描かれた世界は、今、現にこうして巨大な情報システムの中で日々の生活を享受している私たちへの痛烈なメッセージのような気がしてなりませんでした。」
.............................................					
453/26/6/21/おもかげ/浅田次郎/コロナ禍休会/渡邊稔子
..............................................					
452/ /5/21/そしてバトンは渡された/瀬尾まいこ/コロナ禍休会/末信みゆき
..............................................					
451/24/4/21/その名にちなんで/ジュンパ・ラヒリ/コロナ禍休会/千葉敦子

文字を拡大して読めない恨めしさを抱きながらの読了でしたが、まるで細密画を観るような描写の連続でした。ロードアイランド(州)、プロヴィデンス(州都)は60年近く前に住んでいたところで、近隣のボストンにはしょっちゅう出かけ、時折ニューヨークにも足を伸ばし、ヴァーモント州にも知人を訪ね、そして何よりブラウン大学は自分が在籍していた大学で、夕食を済ませてから席をキープしていた図書館に戻るという話、異文化体験の葛藤, etc. etc.、遠い過去に思いを馳せるsentimental journeyとなりました。(M.Y)
...................................................					
450/27/3/21/田辺聖子の古事記/田辺聖子/コロナ禍休会/勝野真紀子

 ある時は非情なくらい残酷に殺し合い、またある時は溢れ出る感情のまま踊り笑い、そして時にはタブーの愛も乗り越えようと愛の讃歌を高らかと詠う。そんな「古事記」の神々たちのおおらかで生命力あふれる様は、 今、歯痒くも息苦しい日々を送らざるを得ない我々に一陣の風を届けてくれたのではないでしょうか。また「古事記」から感じられる力強さの元をたどれば、一語一語に込められた 伝承の力であり、それはまさしくバラッドにも通ずるものですね。
______________________________________					
449/ /2/21/アフガニスタンの診療所から/中村 哲/コロナ禍休会/中竹尚子

 「近代文明の野蛮」という言葉が突き刺さる内容でした。「第20回アジア貢献賞」を受賞された松本敏秀さんはミャンマーでの歯科活動の際、「ミャンマー人の問題はミャンマー人で解決する」という信念を堅持されていたそうです。福岡県輩出の優れた活動家は中村哲さんだけではなかったです。
_____________________________________					
448/ /1/21/小説伊勢物語 業平/髙樹のぶ子/コロナ禍休会/山中光義

 寄せられた読後感:「伊勢物語は古典の教科書ではお馴染みでありましたが、雅な光景と人としての魅力を存分に堪能できる小説であったと、今更分かり深く感動しております。業平の魅力は、様々な女性の情感を悉く汲み取る感性を持ちながら、なおそのための努力を惜しまず、時には報われなくて悩む様が愛おしいと感じさせるところです。やはり、それは高樹のぶ子の力と思われます。光源氏よりも共感が持てます。」(N.N) /「私は次の箇所:「崩し字の、連綿とした流れは、昨夜の恋に酔うままの業平にとりまして、まるで滑らかな陰(ほと)を思わすほどのやわらかさ。」(「朧月」Kindle の位置No.2609-2611)に衝撃を受けました。原文にこのような表現があるのだろうかと、多少調べてみましたが、わかりません。きっと高木のぶ子の鬼気迫る想像力が生み出した表現だと思います。流石に、谷崎潤一郎賞(『透光の樹』)をとった作家だと思いました。(M.Y)