1997年度読書会記録

1997年度
回  開催日   本        著者      店     幹事

171 27/12/97 鍵・瘋癲老人日記 谷崎潤一郎  いずみ田 渡邊稔子
 コメントは作者自身の胸の内。それぞれが、365日の日々を抱えて集い、Imaginationを膨らませて、語り合う。

170 29/11/97 病院で死ぬということ 山崎章郎  利休  千葉敦子
 死にゆくその瞬間まで自らの道を自ら選ぶ。 その人生-女性にとって結婚は得るものがあるのか?-さて彼女たちの選択は?

169 18/10/97 イギリス観察辞典 林 望   はくしか   勝野真紀子
 部屋の広さとおでんの湯気に、15年目のKEYSを予感する。

168 27/9/97  いまひとたびの 志水辰夫   対馬   段上宮子
 俄(?)アルピニスト。大いに山を語り、山男(女)の血を騒がす。

167 13/8/97 ソクラテスのカフェ マルク・ソーテ  春帆楼   松尾宣子
 KEYSついに本州へ進出、花火に集う。 彼女に名セリフを言わせた人、登場。この人(達)だったと改めて納得。

166 26/7/97 平気でうそをつく人たち M・スコット・ペック 菜根亭 山中光義
 薬湯の中で、何となく不自然な言動を見せるあの人この人。 うそとは、つまりごまかしのこと。 これは決して平気でいられることではありませんでした。

165 21/6/97 老いの道づれ-二人で歩いた五十年 沢村貞子  ひさご  末信みゆき 暗雲はいつかは晴れるもの。KEYSにその日がやってきました。それぞれの道を歩いて行くことも、寄り添って生きていくことも、どういう道を選んでもひとりひとりが幸せになりたい。幸せでいてほしい。

164 31/5/97 失楽園 渡辺淳一   凸   杉山隆一
 絶頂で幕を引く愛よりも、愛の季節の移ろいを、共に生きたいと願う思いの方が、強く純粋で美しい・・・気がします・・・言い切れないけれど・・・。

163 19/4/97 「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち 大江健三郎 根上 松尾宣子 
 すっかり姿を変えたKEYS発祥の店に現れたのは、見慣れぬ若者。 やや遠慮がちにもその味を吟味するメンバーたち。 久々の新会員誕生か?

162 22/3/97 白愁のとき 夏樹静子   串長   渡邊稔子
 我々の精神余命について、このKEYSの場で検証してみましょう。「そのとき」 がきたら、今こうして話したことさえわからなくなっているでしょうが・・・。

161 22/2/97 草の花 福永武彦   しゃぶ禅   千葉敦子
 原作を読んだ後に映画を観たような、そんな出来事でした。 偶然に偶然が重なりあう、夕暮れのホテルの車寄せにて。

160 25/1/97 完訳チャタレイ夫人の恋人 D.H.ロレンス  大阪屋   中島久代  10数年ぶりに読んでみると、メラーズが色白で繊細な男性に変わってしまっていた。 昔わかったつもりでいたのはいったい何だったのだろう?